現在、巷で話題のDX。しかし一方でDXという用語が独り歩きし、実際何をすべきなのか?どういった対応をしていくべきなのかお悩みの方は多いと思います。
かくいう私自身も現在DXを勉強している最中です。日々の学びなどをこのブログを通してシェアしていきたいと考えております。
今回のテーマは「DX概論」です。
DXとは?
DX(デジタルトランスフォーメーション)。
こういった用語を理解する際には、まず自分の中で腹落ちさせる必要があると考えています。
あくまで私なりの用語の定義となりますが、DXとは「デジタルの力で社会に、ビジネスに変革を起こすこと」だと考えています。もう少し具体的に見ていきます。
DXの一番わかりやすい例としてよく挙げられるのが、最近流行りのサブスクです。技術の発達により、今までCDやDVDを借りないとみられなかった映画、音楽が、Amazon Primeといったサービスにより月額で見放題・聞き放題となりました。これはまさしく変革ですよね。
DXを実践するには?
しかし、この変革。どの企業でも簡単に起こせるものではありません。DXの起こし方は企業によって千差万別で、どのように差別化をするかは、企業ごとに考えなければなりません。DXは丸投げするものではなく、自社のおかれた状況を見つめ、その中でどういった分野で、どのように技術を活用して進めていくかについて、きちんとした方針をもって進めていく必要があります。
といいつつも、そもそもDXを起こすために必要な要素については、共通項があると考えています。
まず第一に社内のIT化です。DXを提案してくる企業がそもそもIT化が進んでいないことは考えづらいですよね。同じように、そもそも社内でのIT化、アナログ業務がたくさん残っている状態では、世の中にDXを起こすこと(あるいはそういった発想を持つこと自体が)難しいです。
※こういった社内のIT化については守りのDXと呼ばれることもあります。ただ、対極である攻めのDX、即ち社会に変革を起こすようなDXを進めるにあたって、この守りのDX、すなわちIT化は、前提にあるものです。
第二に、常に情報のアンテナを張っていくことです。このブログを見てくださっている方であれば大丈夫かと思いますが、常に最新の技術・サービスにアンテナを張り、興味を持つこと。これが非常に重要なこととなってきます。この素養も、第一の社内のIT化と関連しています。社内のIT化を進めていくうちに自然と最新の技術に触れる機会が発言してきます。
第三に、心構えとして「まずはとにかく小さくやってみる」この心構えが大事です。何事もそうですが、初めからうまくいくことはありません。多くの失敗を積み、それを経験とすることで、成功につながっていきます。ただ、その失敗も準備を事前に行い、莫大なコストをかけたうえで実施してしまっては問題となってしまいます。まずは小さくスタートすること。それは、何もDXに限ったことではなく、日常の生活・ルーチン業務にすら当てはまります。今の業務を見直し、少し改善してみる。これ自体が非常に重要なことだと考えています。
※デザイン思考、リーンスタートアップの根本的な発想もここにあるのではないかと考えています。
まずは、身の回りの改善から。この積み重ねがいずれ大きな変革に繋がる第一歩です。